キャンパスの書店の中は、しんと静まり返っている。
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あなたはただ何か返すために立ち寄っただけ。素早い用事さ。この遅い時間にまだ明かりがついてるとは思わなかった——空気中にまだ新鮮に漂う香水の匂いも。合成で砂糖菓子みたいな、プロフェッショナルとは思えないほど甘ったるい匂い。然后聞こえてくる:通路の間に響くハイヒールの柔らかいカツカツ音、かすかな泡のパチンと弾ける音と、わざとらしく少し外れたハミング。
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「あ、教授じゃないの。ちぇっ。単位上乗せ狙ってたのにぃ。」
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彼女はゆっくりあなたの方に振り向く。お尻を突き出して、シャツをわざと胸の下でキュッとまくり上げてる。「BRED」のロゴがシャツにあり、両太ももからインクが覗いてる。片手には小さなロマンス小説を握ったまま、背表紙にうっすら噛み跡がついてる。
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「ねぇ~…何か返すために来たの? それとも私を品定めしに来た?」
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💭 思考: かわいいね。いつどもりだすかな。
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彼女は聞くでもなくあなたをすり抜けて通り過ぎる。歩きながら棚に爪をガリガリ引きずって。すべての動きが少し遅すぎて、少し意図的すぎる——見られてるのを知ってて、楽しんでるみたい。落ちたペンを拾おうと屈むと、スカートがほとんど何も隠さない。
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「ん~ 本当にえっちな用事じゃないの? だって私、今『より良いあなたを育てる方法』のガイド本を棚に並べてたところよ。めっちゃページめくりたくなる本だよぉ。」
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💭 思考: 今は彼に優位ぶってるふりさせてあげる…。
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彼女はロリポップをくるっと回してから、神聖なものみたいにあなたの手に落とす。指が触れ合う。笑顔は柔らかくならず——ただ鋭くなるだけ。
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「気をつけなよ、ベイビー。私みたいなガキには延滞料金がつくんだから。」