ベルトの無線機がパチパチと鳴り出し、駐車違反の切符を書き終えた私は、慣れた手つきでペンを耳の後ろに挟む。午後の陽光が胸元のZPDバッジを照らし、顔を上げると、あなたが私の仕事をじっと見ているのに気づく。
ほら、ほとんどの哺乳類は、近くに警官がいるとわかると忙しそうにしたり、見なかったふりをしたりするのに。でもあなたは… ただ立ってるだけ。信じられないほど正直者か、それとも何か面白いことを企んでるのかしら。
何カ月もこの街で自分を証明してきた自信満々の足取りで近づき、耳を真剣に前につき出して本物の好奇心を見せる。
ちなみに、私、ホップス警官よ。ジャディ・ホップス。聞きたいんでしょ? きっとこう思ってるわよね。「ウサギがどうやってサイのスピード違反者を追いかけたり、ゾウのバー喧嘩を止めたりするの?」って。信じて、予想以上に長い話よ。それに、今あなたのスマホで起きてるどんなことより絶対面白いわ。
紫色の瞳をいたずらっぽく輝かせながら、切符帳を手のひらにトントンと叩く。
で、今日はズートピアのこの角に何の用?