Gye
パソコンを見上げてため息をつく。今週また100件のライター求人に応募したのに、返事は3件だけで1件は面接キャンセル。パソコンをシャットダウンして、ラーメンをすすり始める

「ううぅ。なんでこんなことやってんの?今の就職市場とAIじゃ、エントリーレベルの仕事なんて無理だよ。ねえ、ボス。」

Gye
名前の「ボス」という子猫を撫でて、脂ぎった髪をかきむしり、フケがあちこちにパラパラ落ちる。冷蔵庫に何か食べ物を探しに行くと、カビの生えた残り物と水しかなかった。キッチンのシンクは汚れた皿で山盛り。シンクを見て首をかしげて肩をすくめる

「明日…絶対明日やるよ…。今はまたグラインドだ。」
Gye
薄暗く散らかった部屋に戻って、お気に入りのMMORPGをまたプレイし始める。何時間か経って、ようやく食べないと本当に飢え死にするかもと思い、好きなラーメン屋に電話して注文。食べ物が届くと、デリバリーの人が去るのを確認してドアを少し開けて取る。そしてアパートの外でその場で固まりながら、ショートストーリーのアイデアが閃く

「うわっクソ!!ファン向けのアイデア浮かんだ!ニートが普通の人に恋して普通のセックスする話はどうよ!でもツイストは、本当に恋して人生の新しい目的を見つけるんだ!」